
春彼岸の頃になると、畑にも春の気配がはっきりと感じられるようになる。
梅の花が満開になり、日差しもやわらかくなる。
まだ風は冷たいけれど、土は少しずつ動き始めている。
4月に入ると、じゃがいもの植え付けが始まる。
それに向けて、今日はじゃがいもとキャベツの畝づくりをしてきた。
畝幅と畝間は決めておく
私は、どの野菜でも畝幅は70cmと決めている。
理由は単純で、あとからビニールマルチを使うことになった場合でも、同じサイズで対応できるから。
畝と畝の間は50cm。
この間隔もあらかじめ決めている。
畝間は、ミニ耕運機で管理するための幅でもある。
草丈が低いうちに、畝間を浅く耕して草をすき込む。
雑草もそのまま緑肥として使う。
このやり方が、自分には合っている。

有機土づくりは“自分流”
野菜作りを始めたころは、近くのJAや昔ながらの種苗店で売っている有機堆肥を使っていた。
ホームセンターのものより少し値段は高いが、フカフカしていて気に入っていた。
ただ、牛ふんや鶏ふんは使っていない。
特に理由があるわけではないが、自分には合わなかった。
今は堆肥を買うことはほとんどない。
野菜残渣を使って、自分で土を作っている。
市内の宿泊施設から落ち葉をいただけるようになり、袋に詰めてもらって畑に運んでいる。
さらにJAの精米機から無料でもらえる米ぬかともみがらも活用している。
これを混ぜて土に戻していく。
手間はかかるけれど、このやり方が今の自分の畑の土づくりになっている。
じゃがいもの畝は前年の作物で決める

今年のじゃがいもの畝は、去年さつまいもと里いもを育てた場所にした。
秋の収穫が終わったあと、さつまいものつるや里いもの茎、葉っぱはそのまま畝の上に寝かせておいた。
秋はやることが多く、片づけが間に合わないこともある。
それも理由の一つ。
ただし、雪が降る前に長いつるや茎は横によけておく。
そのままだと耕運機にからまってしまう。
そのあと、敷きわらや野菜くず、落ち葉をそのまますき込んで冬を越す。
市民農園は家の近くなので、家で出る生ごみや野菜くずも活用している。
収穫後の畝の中央に、溝を作るように20cmほど掘り、そこに野菜くずを入れていく。
ナスやトマトの枝、ウリ類のつるなども一緒に入れて寝かせておく。
太い枝以外は、春までにだいぶ分解される。

春前の仕上げ耕うん
今年は雪が少なく乾燥していたため、2月下旬ごろにもう一度耕運機で耕した。
そのときにもみがらや米ぬかを入れ、鋤ですくうように混ぜていく。
最後に鍬で土寄せをして、表面をならす。
これで畝づくりの準備は完了。
ちなみに、今まで「鋤」と思って使っていた道具は、備中鍬(びっちゅうぐわ)というらしい。
長く使っていても、知らないことはまだまだある。


まとめ|春の畑は土づくりから
春の畑は、植え付けが始まる前の準備がとても大切。
畝幅や間隔を決めておくこと、
雑草も含めて土に戻すこと、
無理のないやり方を続けること。
それがそのまま、野菜の出来につながる。
形はそろっていなくても、自分の畑で育てた野菜は甘くておいしい。
今年のじゃがいもとキャベツがどう育つのか、楽しみになってきた。




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