産後、服が似合わなくなった本当の理由|抱っこが終わった日の違和感

服のこと

産後、服が似合わなくなったと感じた瞬間

最初に「あれ?」と思ったのは、
マタニティウェアを脱いだ頃だった気がする。

授乳が終わって、
子どもが歩き出した頃。
それまでは楽なものばかり着ていた。
ウエストはゴム。
体型を拾わない形。
抱っこで移動していたから、
子どもがいろいろ隠してくれていた。
私についている、いらないものも。
すっぴんの顔も。
みんなの視線は、
可愛い天使に集中していたから。
「かわいいね」
それだけでよかった。

子供が歩き始めたとき、母が前に出る

でも、子どもが歩き始めた瞬間。
私が前に出る。
服。
顔のシミ。
シワ。
毛玉。
子どもを守るためのクッション(脂肪という名のお肉)
全部、急に見える。
今までは“可愛いね”だったのに、
いきなり“母として”“親として”になる。
抱っこしているうちはよかった。
降りた途端、
しっかりしなさいになるのは、なぜですか

収入もない。
余裕もない。
出かけるだけで精一杯。
子どもの荷物を準備して、
忘れ物がないか確認して、
それだけで頭も手もいっぱい。
自分のこと?
何か用意するものあったっけ。
「化粧くらいしたら?」
「同じ服ばかり着てないで、羽織りものくらい買ったら?」家族に言われた言葉。
夜も断片的にしか寝ていない。
泣く前にはスタンバイ。
朝早く起こされて、
お弁当、朝食作り。子供には離乳食食べさせて、洗濯、掃除、買い物、散歩。
離乳食、寝かしつけ、おやつ、散歩、離乳食、お風呂。
子どもの体調に何かあれば、
「母親でしょ」。
この中に、
自分のことを考える瞬間は1ミリもなかった。
自分のことなんて、どうでもよかった。
でも。
あの一言で、
傷ついた。
そして、気づいた。
私って、今どう見えてるんだろう。

子どもが寝たあと、鏡を見た。

疲れた顔。
開いた毛穴。
ガサガサした肌と髪。
とりあえず髪をまとめて、
ファンデーションを塗って、
眉毛を書いて、
ビューラーをしてみる。

産前に履いていたスキニー。
少しきつい。
でも、オーバーサイズのパーカーで
お尻まで隠せば、体型はごまかせる。
出産後は少しずつ体重も減るって聞くし。
まだ落ちてないだけ。
そう言い聞かせた。

産後ママが服に悩む3つの理由

  1. 体型が変わる
  2. 役割が変わる
  3. 自分にかける時間がなくなる

古着を選んだ理由|“ちゃんと”より“安心”

着ない服をフリマサイトで売った。
意外と売れた。
子どもが寝たら出品、
売れたら発送。
少しだけお金になる。
そのお金で仕入れて、また売る。
でも結局、
自分のお小遣いになるわけでもなく、
生活が潤うわけでもなく、
利益もよくわからないまま。
在庫だけが増えて、やめた。
そのフリマサイトで、
自分の服を買った。
古着は正直、買いたくなかった。
でも、
安いし、
家に届くし、
意外ときれい。
今の私には、
ちょうどいいのかもしれない。

届いた服を袋から出す。
想像よりきれいだった。
匂いも気にならない。
「人が着たもの」という感覚より、
「もう一度着る番が回ってきた」みたいな感覚。
着てみる。
あれ?
頑張ってないのに、ちょうどいい。
新品のときみたいな
“ちゃんと着なきゃ”がない。
今の私には、
新品のまっさらさより、
少しくたっとした安心感のほうが合っていた。

産後、服が似合わないのは体型だけが原因じゃない
体重や骨盤の変化もある。
でも本当は、
生活と立場の変化のほうが大きい。
“母”として見られることに慣れていないまま、
自分を整える余裕もない。
だから服が似合わないと感じたのかもしれない。

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