【こどものおはなし】アリの子どもたちのぼうけん①|ふしぎな自動販売機とアリジゴクのひみつ

子どものこと

子どもが絵を描きながら話してくれたおはなしです。

普段読んでいる絵本や日常の出来事からイメージをふくらませて、自由に言葉にしていました。

話の流れは少し不思議ですが、そのままの世界を大切に残しています。

ある日、アリの子どもたちは

たくさんの仲間といっしょに乗りものに乗っていました。

子ども、子ども、子どもだらけ。

でもそれが楽しくて、みんなワクワクしていました。

すると突然――

「いたい!びっくりした!」

ちょっとこわかったけど、

みんなで進むことにしました。

高い高い階段が、ずっと続きます。

「まだあるの?」

「でも行こう!」

えっそ、ふぁいそ。

えっそ、ふぁいそ。

やっとたどり着いた先には、

ふしぎな自動販売機が2つありました。

「ここに出口があるかも!」

「自動販売機はしるしだよ!」

みんなでジュースを買って、

たくさん飲んで、たくさん遊びました。

ある日、

「昨日よりもっとおいしいジュース」と書いてありました。

「どういうこと?」

「わからないけど、進めばわかるかも」

そしてアリたちは、大きな森へ。

森の真ん中には、

なぜか魚が泳いでいました。

「どうしよう…」

「でも行こう!」

水を渡るとき、

落ちないように、落ちないように。

階段みたいな道をつくりながら進みます。

「えっそ!ふぁいそ!」

「ぼくだって負けない!」

やっとたどり着いたのは、

木でできたホテル。

「今日はここで泊まろう!」

でもその足元には、

さらさらの砂と、ふしぎな穴がありました。

「これ、なに?」

「アリジゴクだよ」

「落ちたら、水分だけ取られるんだって」

「え…こわい」

「でもね、さなぎになると、

ただの飛ぶ虫になるんだよ」

「じゃあ、ずっとこわいわけじゃないんだ」

そのとき、砂がくずれました。

「うわっ!」

「でも大丈夫!」

「えっそ!ふぁいそ!」

みんなで助け合いながら進みます。

「友だちって、こういうときに感じるんだね」

遠くで犬がほえて、

アリジゴクはどこかへいってしまいました。

「よし、もう安心!」

「このホテルで休もう」

そしてアリたちは、

ぐっすり眠りました。

つづく…

意味を考えるとわからなくなるけど、そのまま読むと、ちゃんと楽しい。

子どもの頭の中には、つながっているようでつながっていない、でもちゃんとひとつの世界がありました。

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