新しく出してきた毛布。
一番に使う。
まず匂いチェック。
くんくん……(長い。)
匂い?
臭い?
加齢臭?を毛布につける上書き作業。
あんたに極アツ毛布あげたじゃんよ?
ぬくぬくの最新型よ?
見向きもしない。
干してないから嫌だ。
毛がついてるから嫌だ。
って
しっぽ、ピッ……ピッ……てするのやめなさい。笑
もう完全に
毛布選定委員会・会長(終身)就任。
新しい毛布
→ まずチェック
→ 匂い確認
→ 俺の匂いで上書き
→ 所有権確定
本人はきっと
「落ち着く」
「これが正解」
「若造にはわからん」
くらいの気持ち。
人間の基準は
性能・機能・思いやり。
猫の基準は
匂い・触感・履歴。
評価軸が違いすぎる。
でもさ。
匂いつけてる時点で
気に入ってはいるんだよね。
使わないのは
「今じゃない」だけ。
数日後、
人間が忘れた頃に
しれっと使ってるやつ。
「前から俺のだが?」
みたいな顔で。
おじい猫、
今日も全方位で
人間の心を揺さぶってくる。
おじい猫、
今日も王座安定。
そして
人間、今日も敗北。




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