今年の初詣で引いたおみくじは「吉」だった。
そこにはこんな言葉が書いてあった。
「いままで準備してきたことが、ようやくまとまって新しい希望が湧いてくる時。
新しいことを始めるチャンスでもあります。見通しも明るく調子もよい。」
その言葉を読んだとき、ふと思った。
「野菜作りから、販売へ一歩踏み出してみよう。」
去年、フリーマーケットで自分の畑で育てた野菜を売ったことがある。
じゃがいも、玉ねぎ、長ネギ、さつまいも。
それぞれ20袋くらいの小さな販売だった。
それでも、すべて完売した。
たくさんの量ではなかったけれど、「売れた」という経験は大きかった。
少し自信がついた。
そこで、野菜を販売できる場所を探してみることにした。
近くのスーパーに、地場野菜コーナーがあることを思い出した。
ちょうど友人がそのスーパーに勤めていたので、担当者を紹介してもらった。
しばらくして必要な書類が送られてきたので、記入して提出した。
すると10日ほどで連絡があり、スーパー本社の審査に通ったとのことだった。
春から野菜を店頭に置かせてもらえることになった。
家庭菜園として始めた野菜作りだったが、やればやるほど夢中になった。
最初は老後の楽しみのつもりだった。
しかし続けているうちに、「農家さんになりたい」と思うようになっていた。
気がつけば無我夢中で3年が過ぎていた。
そして今、野菜の販売まで考えるようになり、販路も少しずつ見つかってきた。
もちろん、すべてが順調だったわけではない。
野菜作りを一から学べる場所はないかと探した。
資料を取り寄せたり、講習会を調べたりもした。
農地を借りるために、何度も農業委員会へ足を運んだこともある。
それでも、自分に合った方法がなかなか見つからず、迷ったこともあった。
それでも希望を捨てなかった。
だから今があるのだと思う。
情報のアンテナを立てていると、不思議と情報が集まってくる。
自分から動いていると、助けてくれる人にも出会える。
今日は、隣町にある農産物直売所の説明会に参加してきた。
その直売所は、道の駅にある施設で、指定管理者が変わることになり、新しい出荷者を募集しているという。
隣町ではあるが、広い地域から出荷者を募集するとのことだった。
オープンは7月下旬ごろの予定だという。
今まで作ってきた野菜の品目を少し増やして、ここでも販売してみようと思う。
そう考えると、なんだかワクワクしてくる。
ただ、おみくじの続きを読むとこんなことも書いてあった。
「こういう時は喜びすぎて遊びに走りがちなので自重すること。油断が思わぬ失敗を招きます。」
確かにその通りだと思う。
うまくいき始めたときほど、足元をしっかり見なければならない。
地に足をつけて、これからも畑仕事に励んでいこうと思う。




コメント