
「みて!みて!」
大きな にじが 空にかかっていました。

「きれいだろ?」
「うちのにじは いつも きれいなんだ」
「ほんとだ」
「いろんな色が かくれてるね」
「いろんな色があると、
ぼくたちも 大きくなれるのかな?」
「もうすぐ いちねんせいだしね」
「じゃあ だいがくせいになったら?」
「よし、みんなで いこう!」
でも――
「よていは なしにしよう」
「なしにすると どうなるんだろう」
しーん。
ピピピピ…
でんわも ならない。
「よし、いこう!」
すると――
「これは なに?」
げげげげげげげげげげ。
「うわ!まっちゃめんだ!」
「めちゃめちゃ うるさい!」
「なんだこれ!」
ちょっと こわくなったけど、
アリたちは すすみます。
「ぼくは ぼうけんたいちょうだ!」
森の おくへ。
「あれ?」
「あそこに おみせがある」

「ふしぎな おちゃやさんだ」
「いってみよう!」
おみせの中――
「ああ、おいしい」
「おちゃだんご うまい!」
でも 空は ずっと くもり。
「たいよう でてこないね」
そのとき――
ピカーン!

「でた!」
「でっけえ おひさま!」
世界が 一気に あかるくなりました。
「よし!」
「ちきゅう いっしゅう まわろう!」
「いくぞ!」
アリたちは、
さらに 大きなぼうけんへ――



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